金額提示の時にその金額が妥当なのか?の判断がつかないので、いつも低単価で編集をしている気がしている。
自信を持ってこの金額です!と言えるような基準があれば教えてほしいです。
このような悩みを解決します。
僕も最初の頃はそうでしたが、一体いくらで編集すればいいのか分からず「相手の言い値」で編集していました。
それが高いのか安いのか分からないまま「とにかく作業する」そんな日々が続いていました。
今ではフリーランス編集者になり、自分で金額を設定しその金額で受注していますが、昔はそうはいきませんでした。
同じように「編集依頼の金額が高いのか安いのか分からない」そんな人に向けて編集にかかる時間の目安と単価の設定方法を解説していきます。
<この記事を読むと>
・動画を作る目安時間が分かる
・依頼内容の金額が妥当なのか判断しやすくなる
・自信を持って金額を伝えれるようになる
本記事では、下記の内容を解説します。
本記事の内容
・動画1本の編集にかかる時間はどれくらい?
・動画編集の金額が妥当なのか分からないそんな人向けに書く
・まとめ:動画編集が時間がかかる
フリーランス動画編集者として活動しており、最高月収150万を得た経験もあるので、信憑性につながるかと思います。
動画1本の編集にかかる時間はどれくらい?
結論:10分くらいの動画を作るのに15〜20時間はかかります。
作業の慣れによって速くなったりはありますが、大体10分の動画でこのくらいはかかると思っていて大丈夫です。
「そんなにかかるの?」と驚くかもしれませんが、そんなにかかります。
では、何にそんな時間がかかるのか深掘りしていきましょう。
具体的な工程別の時間
具体的には下記のとおり。
・カット | 2時間 |
・テロップ挿入 | 5時間 |
・色調調整 | 1時間 |
・特殊演出 | 5時間 |
・BGM、SE挿入 | 1時間 |
・音量調整 | 1時間 |
合計 | 15時間 |
動画編集はこのような工程が必要で、大体これくらいの時間配分で動画が完成します。
特に初めて受ける案件だと、慣れるまでもっと編集時間がかかる可能性もあります。
とはいえ、目安はこれくらいかかるんだなとイメージしておいて下さい。
編集時間を短縮する方法
「15時間もかけて編集なんて無理!」そんな声も出てきそうですが、これは「最初はみんな通る道」なので、避けては通れないです。
しかし、少しづつ編集時間を短縮する方法があるので解説します。
ショートカットキーを活用する
作業時間を一番簡単に短縮する方法は、なるべく「無駄な時間を削減」すること。
動画の無駄な部分をカットするために「カーソルをカットボタンまで持って行って選択し、カットする」こんなことしてたら何年経っても編集は終わりません。
キーボード一つでカットできるように、ショートカットキーに設定します。そうすることでキーボードの設定したボタンを押すだけで動画がカットできます。
このように自分が普段よく使う作業をショートカットキーに設定しておくと無駄な作業時間が削減され編集時間が短くなります。
テンプレートを作っておく
例えば、よく使う「フォントの色」をテンプレートに追加しておくことができるので、空いている時間に自分で使えそうな「フォントの色」をテンプレートに登録しておくと便利です。
編集する際に「この文字を別の色にしよう」といちいち作っていたらその分時間もかかります。
なので、使えそうな「フォントの色」を事前に登録していきましょう。
編集の数をこなす
編集に時間がかかるのは、単純に「使い慣れていないから」というのが一番の要因だと思っています。
慣れてない作業って「どこをどう押したらどうなるのか?」って分からなかったりして時間を費やしてしまいますよね。
これを改善するのは数をこなして慣れるしかないと僕は思います。
普段から「編集ソフトで遊んで慣れる」これでも作業は速くなるので「作業の数をこなす」か、そんなに案件がなければ「遊びで何か作ってみる」といいですね。
最短でスキルを身につけたいならスクールという手もある
最短でスキルを身につけるなら、やっぱり「誰かに教えてもらう」が効果的です。
「算数の解き方・漢字の書き方、読み方・理科の実験・自転車の乗り方・車の乗り方」これらって全部誰かに教わりましたよね?
誰かに教わった方が軌道修正もしてくれるし、効率的にスキルを身につけることができます。
動画編集にスクールが必要なのか?については下記の記事で詳しく解説していますので、興味がある人は一度ご覧ください。
>>>>動画編集の独学は無理じゃない【3ヶ月で学ぶべきことを話します】
動画編集の金額が妥当なのか分からないそんな人向けに書く
「〇〇分の動画編集で〇〇円ってどうですか?」こんな質問をよく見かけます。その金額が妥当なのかどうか分かってない人が多いみたいなので、金額の妥当かどうかの目安になる価格の設定方法を解説していきます。
この方法を知ると高い金額の提示をしても相手側にも納得してもらいやすくなるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
金額を細分化すると分かりやすい
僕はいつもこのように金額提示をしています。
・カット | 2時間 |
・テロップ挿入 | 5時間 |
・色調調整 | 1時間 |
・特殊演出 | 5時間 |
・BGM、SE挿入 | 1時間 |
・音量調整 | 1時間 |
合計 | 15時間 |
編集者の時給1,000円×15時間=15,000円
編集者の時給は人それぞれで調整してくれればいいですが、このように細分化することで、その金額が妥当なのかどうか分かります。
この量の作業をするには「これくらいの金額が必要なんだ!」と自覚するとそれ以下の金額は「安い」それ以上の金額は「高い」と判断できます。
これは相手に金額提示する時にも使え、細分化して相手に伝えることで「動画編集で15,000円かかります」よりも「この工程で〇〇時間、この工程で〇〇時間かかるので、時給1,000円で換算すると15,000円です」と伝えた方が相手も納得しやすいです。
とはいえ、最初は安くても実績作りに受けた方がいい
「安い案件は受けない方がいいのか?」と言われると難しいところで、最初の頃はぶっちゃけこの金額で受注するのは、ほぼ無理です。
「顔も分からないし、どんな人かも分からない、しかも実績もない」普通に考えてそんな人に編集を任せようなんて思う人はいないですよね?
最初は、実績を積むために「安い案件」でも受けた方がいいです。
僕も最初の頃は1本300円の案件を受けたりしてました。今思えば時給換算すると数円程度しかない案件をよく受けたなと感心します。
でもその経験が今に繋がってるんだと思っています。
相手の言い値からこちらの言い値に切り替える
編集者として生きていくためには「相手の言い値」ではなく「こちらの言い値」で受注できるようになる必要があります。
「相手の言い値」のままだといつまでも相手に主導権を与えたままになります。それではいつまでもしんどい思いをしないといけないので、実績を積んだら自分のスキルで新規開拓の営業活動をしていく必要が出てきます。
最初は難しいかもしれませんが、これで受注できると完全に「こちらの金額」で仕事ができるようになるので、本当に楽になります。
今は無理でもいつかはこう慣れるように少しづつ実績を積んでいきましょう。
このブログでは、動画編集で稼げるようになる方法を解説していますので、別記事も是非ご覧ください。
まとめ:動画編集は時間がかかる
最後にまとめ的な記事を書いていきます。
動画編集にかかる時間は、10分の動画でおおよそ15〜20時間かかります。
そう考えると「何時間にも及ぶ映画ってどれくらいの時間で制作してるんだろう」って恐ろしくなりますよね。
1本の動画を作るのにはたくさんの時間がかかっています。
その時間を短縮するために「ショートカットキーを使う」「テンプレートを作っておく」「編集の数をこなす」などがあります。
ぶっちゃけ編集は慣れが大きいと思うので、普段から編集ソフトを使うが一番のポイントだと思います。
あとは「YouTubeの編集」ではなく「TikTokの編集」を行うに切り替えるという方法もあります。
TikTokはYouTubeに比べて動画の時間が短いので、それだけ編集時間も短縮できます。
僕自身もメインをTikTokに置いているので、編集時間がかかりすぎるという人はTikTokに変更してもいいかもですね。
それでは今日はこれまでにします。