自分で撮影とかできないし、ダウンロードした素材を編集しないとポートフォリオが作れないしな、、、
著作権とか全然分からないし、他の人はどうやってポートフォリオを作ってるんだろう。
このような悩みを解決します。
大動画編集時代の突入に伴い、動画編集をする人が数年前からかなり増えましたね。
そんな中、多くの人が通る悩み「著作権」
ポートフォリオって、自分で撮影して動画を編集して作るなんて無理ですよね。僕も最初はこの悩みにむちゃくちゃ悩まされました。
他の人はどうやってポートフォリオを作っているんだろう。そんなことを毎日のように考えていました。
その経験を活かして、ポートフォリオの著作権について語っていきます。
<この記事を読むと>
・素材がなくてもポートフォリオが作れるようになる
・著作権違反かどうかの判断がしやすくなる
・動画編集で稼ぎやすくなる
本記事では、下記の内容を解説します。
本記事の内容
・【著作権違反してない?】動画編集用のポートフォリオについて解説
・素材がない場合のポートフォリオの作り方
・まとめ:動画編集のポートフォリオの著作権
動画編集者として活動しており、最高月収150万を得た経験もあるので、信憑性に繋がるかと思います。
【著作権違反してない?】動画編集用のポートフォリオについて解説
著作権違反は、知らなかったでは済まされません。
自分がその道に進むなら関連した知識を身につけてないと本当に痛い目をみることになります。
そんなことにならないように、この章ではポートフォリオの著作権について解説していきます。
ポートフォリオで著作権違反になる事例
結論:「他の人が所有している動画・音声」を使った動画は著作権違反になります。
<NG例>
・好きなアニメや映画の一部をダウンロードして、編集したものを掲載
・好きな声優・キャラクターの音声をダウンロードして、編集したものを掲載
・YouTubeに載っている動画をダウンロードして、編集したものを掲載
上記のとおり。
他の人が作ったものを勝手に使って、ポートフォリオに載せることは著作権違反になります。
「 TikTok」でよくアニメの名場面を無断転載しているのをよく見ますが、あんなのも著作権違反です。
編集したものを「個人のみ」で楽しむなら著作権違反になりません(違法にアップロードしてるのを知ってダウンロードすると個人で楽しむ分でも違法になります)が、SNSに公開したりすることは著作権違反になりますので注意してください。
ポートフォリオに掲載することも、もちろんダメです。
また動画制作の会社に在籍時に作成した動画を自分のポートフォリオに掲載するのもNG。
この場合、その動画を作ったのが、あなたであっても動画の所有者は会社です。なので、それを個人のポートフォリオに掲載するのは著作権違反にあたります。
著作権違反にならないポートフォリオ
では、どんなポートフォリオが著作権違反にならないか?
著作権違反にならないポートフォリオは、次のとおり。
・フリー素材を使った動画をポートフォリオに掲載する
(※フリー素材の中でも、商用利用可に限る)
・ポートフォリオ公開可能な案件を受注編集し、それを掲載する
・自分で景色や友人を撮影、編集したものを掲載する
このような場合は、著作権違反に当たりません。
しかし注意点があります。
フリー素材の中でも「商用利用がOKな物」と「商用利用がNGな物」があります。商用利用がNGの場合は、フリー素材であってもポートフォリオに掲載することはできません。
また友人であっても勝手に掲載すると怒られたりするので、事前に確認して承諾をもらってから掲載するようにしましょう。
この辺りを気をつければ、問題ないですね。
もちろんポートフォリオ掲載可能な案件でも先方にポートフォリオに掲載した旨は伝えておくべきでしょう。
連絡するときに一緒にURLも送って確認してもらうと、より安全かと思います。
著作権違反した場合の罰則
著作権違反をすると、次のようなことになります。
上記のとおり。
著作権、出版権、著作隣接権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、著作者人格権、実演家人格権の侵害などは、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金などが定めれれています。
また、法人などが著作権等(著作者人格権を除く)を侵害した場合は、3億円以下の罰金となります。
さらに、私的使用目的であっても、無断でアップロードされていることを知っていて、かつダウンロードする著作物等が有償で提供・提示されていることを知っていた場合、そのサイトから自動公衆送信でデジタル録音・録画を行うと、2年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金が科せられます。
なお、「懲役刑」と「罰金刑」は併科されることがあります。
出典:公益社団法人著作権情報センターより
なので、バレないだろうと甘い気持ちでやってしまうとえらい事になるので気をつけてポートフォリオを作成して下さい。
素材がない場合のポートフォリオの作り方
第一章でも少し解説しましたが、ここからは著作権を違反しないポートフォリオの作り方について少し深掘りしつつ解説します。
身近なところから動画を作ってポートフォリオに掲載する
僕が動画編集に興味を持ったのが、友人の結婚式で動画を作ったことからでした。
初めて作った結婚式の動画をYouTubeに掲載したら運よく60万回再生されたので、最初の頃は「60万回再生された結婚式動画を作りました」とポートフォリオに掲載し営業していました。
これは結婚式の動画に限らず、身の回りから何か動画を作れるはずなので、そこから動画を作ってポートフォリオに掲載するのが一番手っ取り早いと思います。
例えば、次のとおり。
・友人の誕生日祝いに動画を作ってみる
・学校、会社のイベント動画を作ってみる
・趣味でやっていることを動画にしてみる
こんな風にいくらでも動画を作ることができます。
なので、まずは何か動画にできないかなといつもの生活の中から探すといいですね。
ポートフォリオ掲載OKの案件を受ける
身の回りので作った動画をもとに「こんなことができます」と営業し、ポートフォリオに掲載可能な案件を受けましょう。
やっぱり身の回るで作った動画だけでは弱いので、とにかく金額が安くてもいいので、ポートフォリオに掲載可能な案件を受けることが大切です。
僕も最初は1本200円の案件でポートフォリオ作りしてました。
200円ですよ?
1本作るのに何時間もかかってたから時給に換算すると数円程度ですが、その経験が今になって生きてきてるなと感じます。
なので、とにかく安くてもポートフォリオ掲載OKの案件で実績を作ることをやってみるといいですね。
フリー素材から作る
僕はこれしたことないですが、フリー素材から動画を作るという方法をしている動画編集者さんも多くいます。
フリー素材で商用利用可の動画をダウンロードし、それを編集していく方法です。
その動画に合わせて自分で音声を録音してテロップ等の編集をしていく方法で難しいかもしれませんが、一通り経験できるのでスキル的には一番身につきますね。
この方法の欠点として、拾ってきた動画と自分の作りたい動画のコンセプトが一致しないこと。
なので、動画と音声がチグハグになることですね。
それでも、自分はこんなことができますと相手に分かればいいので、その辺りは気にしなくてもOK。
とにかく作ることが大切ですね。
なので、素材がないって人はフリー素材で作る方法もあります。
まとめ:動画編集のポートフォリオの著作権
最後にまとめ的な記事を書いていきます。
著作権違反になる例 | 著作権違反にならない例 |
・好きな映画やアニメをダウンロードし編集して掲載 ・好きな声優、キャラクターの音声をダウンロードして編集し掲載 ・YouTubeに載っている動画をダウンロードして編集し掲載 |
・商用利用可のフリー素材を編集して掲載 ・友人などの撮影して編集し掲載 ・ポートフォリオ掲載可の案件を編集して掲載 |
上記のとおり。
人のものを勝手に掲載することは基本的にはNG。
自分で素材を用意するのがどうしても無理という人は「商用利用可のフリー素材」か「ポートフォリオ掲載可の案件」でポートフォリオを作る方法がいいかと思います。
知らなかったでは済まされない問題なので、気をつけて「これどうなんだろう?」と悩む部分があれば素材の提供者に相談してみるといいですね。
それでは今日はこれまでにします。